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大学等で行われている再生医療の研究例(女性)

<乳房>
・乳癌の術後の患部に、脂肪組織に由来する細胞を分離して投与、ないしは脂肪組織に由来する培養細胞を投与行うことで乳房を再建する。投与は、乳房に直接注入する。脂肪組織は、自分の腹部や大腿の皮下脂肪織より採取される。いずれも、自由診療 *¹であり、健康保険は使えない。

<子宮>
・着床障害に対する子宮内膜内へのリンパ球投与による臨床研究が行われている。卵巣の性ステロイドホルモンの作用を補助または代償することでの作用機序が想定されている。

・多血小板血漿 Platelet rich plasma, PRP )*²を用いた不妊治療が自由診療と臨床研究にて行われている。患者自身の血液から抽出したPRPを子宮内に投与することで、子宮内膜が厚くなることなどを介して、受精卵の着床の向上が期待されている。

<卵巣>
・卵巣における再生医療は、現在、研究開発中であり、現在の医療では行われていない。エストロゲン等の女性ホルモンを産生する脂肪細胞を卵巣に注入することで、排卵を初めとした卵巣機能の増強を図る研究が検討されている。

 <脚注>
*¹自由診療:治療として、厚生労働省の承認を受けるための全段階を満たしておらず、有効性などが公的に確認されていないので『保険診療』として扱われません。
*²多血小板血漿(Platelet rich plasma, PRP):血小板は,出血を止める作用の他に,細胞の成長をうながす物質や免疫にかかわる物質を含むため,PRP療法により子宮内膜が十分に厚くなることが期待されています。

 情報更新日 2021年2月