- 疾患情報
- 再生医療等安全性確保法に基づいて行われている臨床試験(臨床研究)および創薬研究
疾患情報
再生医療等安全性確保法に基づいて行われている臨床試験(臨床研究)および創薬研究(血液)
※安全性や有効性を確認している段階のものです
●部位:<血液疾患>
疾患名等 |
臨床研究の名称 |
---|---|
造血細胞移植後の治療抵抗性ウイルス感染症 |
HLA半合致以上血縁ドナーから作成した複数ウイルスに対する抗原特異的T細胞*¹⁹を用いた造血細胞移植後の治療抵抗性ウイルス感染症に対する細胞療法(多施設前向き第I/II相試験) (jRCTa030190229 実施機関(企業):東京医科歯科大学大学院発生発達病態学分野) |
再発・難治性B細胞性悪性リンパ腫 |
CD19特異的キメラ抗原受容体発現Tリンパ球*¹⁹を用いた再発・難治性B細胞性悪性リンパ腫に対する遺伝子治療臨床研究 (UMIN000015617 実施機関(企業):自治医科大学) |
臍帯血移植が適応となる血液疾患を有する方 |
脂肪組織由来間葉系ストローマ細胞*²⁰を使用した臍帯血移植時における新規生着促進療法の安全性に関する臨床研究 (jRCTa040190133 第一種研究:愛知医科大学) |
同種臍帯血移植の適応となる血液疾患 |
間葉系間質細胞*²¹の骨髄内輸注を併用する臍帯血移植 (UMIN000024291 実施機関(企業):名古屋大学医学部附属病院) |
同種造血幹細胞移植後のEBV関連リンパ球増殖症 |
同種造血幹細胞移植後のエプスタインバーウイルス(EBV)関 連リンパ球増殖症に対する第三者由来抗原特異的細胞傷害性 T 細胞*¹⁹療法 (jRCTa040190110 第一種研究:名古屋大学医学部附属病院) |
CD19陽性急性リンパ性白血病 |
CD19陽性急性リンパ性白血病に対するpiggyBacトランスポ ゾン法によるキメラ抗原受容体遺伝子改変自己T 細胞*¹⁹療法 (jRCTa040190099 第一種研究:名古屋大学医学部附属病院) |
化学療法抵抗性または造血細胞移植後再発のCD19陽性急性リンパ性白血病
|
化学療法抵抗性または造血細胞移植後再発のCD19陽性急性リンパ性白血病に対するpiggyBacトランスポゾン法によるキメラ抗原受容体遺伝子改変 自己T細胞*¹⁹の安全性に関する臨床第Ⅰ相試験 (UMIN000030984 実施機関(企業):J-TEC、名古屋大学) |
※「再生医療等安全性確保法に基づいて行われている研究 」については、下記の検索メニューをご活用ください。
・jRCT臨床研究実施計画・研究概要公開システム
・再生医療ポータル「提供機関を探す」
・UMIN臨床試験登録システム
【募集終了又は現在募集中断の臨床試験】
疾患名等 | 臨床治験の名称 |
---|---|
同種造血幹細胞移植後の標準的一次治療抵抗性GradeⅡ~Ⅳ重症急性GVHD |
治療抵抗性重症急性移植片対宿主病(GVHD)に対する臍帯由来間葉系細胞*²²(IMSUT-CORD)輸注療法 (第I相試験) |
治療抵抗性または再発CD19陽性ALL |
CD19陽性急性リンパ性白血病に対するpiggyBacトランスポゾン法によるキメラ抗原受容体遺伝子改変自己T細胞*¹⁹ |
血小板減少症(血小板輸血不応症) |
血小板減少症に対するiPS細胞*²³由来血小板の自己輸血に関する臨床研究 (jRCTa050190117 第1種研究:実施機関(企業):CiRA) 血小板減少症に対するiPS細胞由来血小板の自己輸血に関する臨床研究(令和2年7月13日募集終了) |
<脚注>
*¹⁹ T細胞(Tリンパ球):免疫細胞の一種でウイルスやがんを攻撃したり、免疫を高める役割をする細胞です。
*²⁰ 間葉系ストローマ細胞:脂肪細胞や軟骨細胞への分化能をもつほか免疫抑制作用や造血支持能力を有すると考えられています。
*²¹間葉系間質細胞:投与することで、臍帯血移植後の生着率が高まるのではないかと考えられます。
*²²臍帯由来間葉系細胞:さい帯組織から得られる間葉系幹細胞には免疫調節能力や組織修復能があると考えられています。
*²³ iPS細胞:ヒトの皮膚などの体細胞にいくつか遺伝子を導入して培養したもので、様々な細胞に分化する能力をもっています。再生医療や、病気の原因を解明し、新しい薬の開発などに活用できると考えられています。
情報更新日 2021年1月