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疾患情報
承認されている治療(皮膚・形成外科)
●病名:<下記に記載>
疾患名 | 治療の内容 |
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重症熱傷 | 患者さん自身から採取した切手大の皮膚片を培養・増殖させ、シート状に形成した表皮由来細胞シートが再生医療等製品「ジェイス」という製品名で重症熱傷の治療に対して既に承認を受けています。 |
先天性巨大色素性母斑 | 患者さん自身から採取した切手大の皮膚片を培養・増殖させ、シート状に形成した表皮由来細胞シートが再生医療等製品「ジェイス」という製品名で先天性巨大色素性母斑の治療に対して既に承認を受けています。 |
栄養障害型表皮水疱症及び接合部型表皮水疱症 | 患者さん自身から採取した切手大の皮膚片を培養・増殖させ、シート状に形成した表皮由来細胞シートが再生医療等製品「ジェイス」という製品名で栄養障害型表皮水疱症及び接合部型表皮水疱症の治療に対して既に承認を受けています。 |
慢性動脈閉塞症(閉塞性動脈硬化症及びバージャー病)における皮膚潰瘍 | 2019年3月、慢性動脈閉塞症(閉塞性動脈硬化症及びバージャー病)における潰瘍治療用の再生医療等製品「コラテジェン」が条件及び期限付承認*¹を受けました。ヒト肝細胞増殖因子をコードするcDNAを含むプラスミド*²の注射用遺伝子治療用製品です。 |
難治性皮膚潰瘍 | 2020年4月1日付で、トラフェルミン(遺伝子組み換え)を用いた治療又は局所陰圧閉鎖処置を28日以上行っても効果が得られない難治性皮膚潰瘍に対して、患者さん自身の血液から調整した多血小板血漿*³を用いた治療法が「多血小板血漿処置」として保険収載されました。 |
※再⽣医療等製品の情報は、下記サイトをご参照ください。
<脚注>
*¹条件及び期限付き承認制度:有効性が推定され、安全性が確認されれば、7年以内に有効性・安全性を改めて検証することを条件に、特別に早期承認する制度。
*²プラスミド:細胞内で複製され、娘細胞に分配される染色体以外のDNA分子の総称
*³多血小板血漿(Platelet Rich Plasma, PRP):患者さんから採血した血液を血小板や血漿など濃縮状態にしたもの。特に血小板は種々の細胞成長因子を放出することで知られています。
情報更新日 2021年1月