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- 再生医療等安全性確保法に基づいて行われている臨床試験(臨床研究)および創薬研究
疾患情報
再生医療等安全性確保法に基づいて行われている臨床試験(臨床研究)および創薬研究(心臓外科・循環器)
※安全性や有効性を確認している段階のものです
●<心臓外科・循環器>
疾患名等 |
臨床研究の内容 |
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重症下肢虚血 |
重症下肢虚血患者に対する自家脱分化脂肪(DFAT)細胞*⁸移植に関する臨床試験 (jRCTb030190212 実施機関:日本大学医学部附属板橋病院) |
閉塞性血栓血管炎(バージャー病)に伴う重症虚血肢 |
バージャー病に対する自家骨髄単核球*⁴細胞を用いた下肢血管再生治療 (jRCTb050190082 実施機関:京都府立医科大学附属病院、他5施設) |
難治性虚血性下肢潰瘍 |
複数回投与自己末梢血単核球*³生体外培養増幅細胞(MNC-QQ)の難治性虚血性下肢潰瘍患者を対象とした第1/2相臨床研究 (jRCTb030190155 実施機関:順天堂大学医学部附属順天堂医院) |
小児先天性心疾患 |
小児先天性心疾患患者に実施する外科的修復術後の心機能に対するJRM-001移植の有効性及び安全性評価試験 (JapicCTI-163362:CSC自家移植 実施機関:株式会社日本再生医療・岡山大学 |
通常の治療に抵抗性の慢性閉塞性動脈硬化症またはバージャー病による重症虚血肢症例 |
末梢血単核球*³移植による血管再生治療 (jRCTb070190061 実施機関:熊本大学病院) |
※「臨床研究情報」については下記の検索メニューをご活用ください。
・jRCT臨床研究実施計画・研究概要公開システム
・臨床試験情報JAPIC
【募集前】
疾患名等 |
臨床研究の内容 |
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NYHA心機能分類Ⅲ度以上の重症心不全患者(拡張型心筋症による収縮性心不全患者) |
難治性重症心不全患者を対象とした同種iPS*¹⁰細胞由来再生心筋球移植の安全性試験 (jRCTa032200189:iPS細胞由来心筋細胞塊:慶應大学) |
【募集終了又は現在募集中断の臨床試験】
疾患名等 | 臨床研究の内容 |
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Fontaine III-IVの末梢性虚血性疾患(閉塞性動脈硬化症 、バージャー病、一部の膠原病による上・下肢病変) |
ヒト皮下脂肪組織由来間葉系前駆細胞*¹¹を用いた重症虚血肢に対する血管新生療法についての研究 (jRCTb040190118:名古屋大学医学部附属病院、他7施設(金沢大学、久留米大学、獨協医科大学、福岡徳洲会病院、聖マリアンナ医科大学、信州大学、千葉大学) |
重症下肢虚血 | 重症虚血肢患者に対する体外増幅自己赤芽球*¹²移植による血管新生療法に関する研究(jRCTb030190188:新潟大学医歯学総合病院) |
慢性虚血性心不全 |
重症慢性虚血性心不全患者に対する自家心臓幹細胞治療(JOKER試験) (jRCTb030200001:日本心臓血圧研究振興会 附属 榊原記念病院) |
血行再建後も左心機能低下が続いている虚血性心不全 |
自己脂肪組織由来間質細胞*⁹を用いた再生医療に関する臨床研究一虚血性心不全に対して一(jRCTb040190115:金沢大学附属病院)※募集中断 |
重症虚血肢(閉塞性動脈硬化症、バージャー病、膠原病疾患による血管炎) |
自己骨髄単核球*⁴細胞を用いた血管再生療法 (jRCTb050190123:京都府立医科大学附属病院 ほか) |
<脚注>
*³末梢血単核球:血管増殖因子の産生や血管新生効果があると考えられている。
*⁴骨髄単核球:血流増加・血管新生増加を誘導すると考えられている。
*⁸自家脱分化脂肪(DFAT)細胞:成熟脂肪細胞を培養して、人工的に作り出される多能性細胞。脂肪組織に存在する間葉系幹細胞に似た形質を示し、骨、軟骨、脂肪、血管、心筋などへ分化する能力があると考えられている。
*⁹間質細胞:上皮細胞の支持組織を構成する細胞で、組織の維持や、炎症反応や創傷治癒反応に重要な役割を担っている。
*¹⁰ iPS細胞:多様な細胞に分化でき、かつ自己複製能をもつ細胞。
*¹¹前駆細胞:幹細胞から発生し体を構成する最終分化細胞へと分化することのできる細胞。
*¹²赤芽球:新しい血管を作るのに有効な成分とされている。
情報更新日 2020年12月